ある日付き合いのあった道具屋さんが、木材に陶片を張り合わせた炉縁を見たことがあると教えてくれました。
　それなら陶器の炉縁があっても面白いじゃないかと早速作り始めたのですが、いくら試みても焼き上げると収縮して歪んでしまう陶器の性質上まっすぐな四辺を造ることが出来ずに諦めかけていた時、夢に出てきた技法を試すと、本当に真っすぐな４辺を造ることが出来ました。
　まさに「念ずれば通ず」とはこのことかと、大きな励みになりました。